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現地情報 > 不動産市況 > シアトルの不動産市況 |
2019年9月記
〇２０１８年の前半の活況から状況が変わり今年は落ち着いた市況となっています。
それでもアマゾン等のハイテク企業がさらなる企業スペースの増加を目指しています。例えばアマゾンはdowntounに加えてBellvueに４３階建ての１００万Square feetのOfficeビルを２０２４年までに建てる計画です。それに伴い１５０００人の雇用を見込んでいます。なお、Bellevueはアマゾンの創業者JeffBezosが１９９４年にWestBellevueで１５４０squarefeetの小さな家のガレージでコンピュータによるネット販売を始めた町です。その後１０年余りでIT企業の拡大に伴ってBellevueはダウンタウンと共にシアトルの中心のひとつとなっています。
〇シアトルの一戸建ての住宅の中央値は＄７００,０００、この一年間で約４，５％上昇しました。前年の報告書にもあったように中国からの投資も多く、シアトルは中国人の海外不動産投資の人気第３位になっています。
〇近年、シアトルの郊外の町からdowntownへの自動車通勤に大変時間がかかるようになりました。当社が１９９０年頃営業を始めたころはmillcreekからdowntownへの通勤は３０分程度でしたが、近年は１時間くらいかかります。電車は空港からdowntownのワシントン大学まで走るようになりましたが、まだ更に北へは計画の段階です。人口の急増になかなか公共交通機関が追い付かない現状です。
2018年5月記
シアトルは今不動産市場がかつてないほどの活況を呈しています。
シアトルの不動産はここ7年間で1.6倍に値上がりしました。その理由として次のことが考えられます。
①IT企業の業績拡大
シアトルにはマイクロソフト・アマゾンなど多くのIT企業が本拠を置いています。
その中でアマゾンはシアトルのSouth Union と呼ばれる地域で20数棟の自社用オフィスビルの開発を進めています。
市内オフィス面積の20％位をアマゾンが使用しているのではないかとも言われています。
②高い給与所得者の増加
アマゾンの社員は”アマゾンサラリー”と呼ばれる高額の収入を得ている人が多い。実際に知人の30才(女性)アマゾン勤務3年で年収2000万円位の収入を得ていることを話してくれました。
彼らは若くても比較的価格の高い住宅の取得が可能です。
③カナダのバンクーバーから中国人の投資の増加
カナダのバンクーバーは2000年の初めから中国からの不動産投資が増え始め、一戸建住宅の平均価格が40万カナダドルから170万カナダドルへと上昇し、もはや一般の庶民には手の届かない価格となっている。
この状況に対処するため2017年夏から外国人の不動産投資に対して、追加の15％不動産所得税を設けている（2018年後半は20％になる予定）。そのためバンクーバーから車で2時間くらいのシアトルへも投資が向かっています。
実際、シアトルのダウンタウンを見ると建設用のクレーンが数多く立ち上がっていて、開発が盛んなことがわかります。また、交通ラッシュが年々ひどくなり社会問題となってきております。
一方、アパート等の賃料の値上がりで家賃が払えず引っ越す人や職があってもホームレスになる人も増えているようです。
当社が1990年頃ミルクリーク市で分譲した当時35万ドルの一戸建住宅が28年後の今年100万ドル近くでリストされ、すぐオファーが入り売却が成立したとのことです。
2017年9月記
昨年から続いている不動産市場は相変わらず活況を呈している。
従来は夏場には停滞することが多いのですが、今年は夏になっても特に中価格帯の住宅販売は依然として熱狂的な売れ行きとなっています。
また、立地の良い地区では高額物件にもオファーが入り、販売が成立する状況です。
その理由は下記が考えられます。
①持続する好景気
今年の1月にトランプ大統領が就任して以来、多くの物議を醸していますが、好景気は続いています。
②低金利
FRB（連邦準備制度理事会）は今年3月と6月に政策金利を0.25％引き上げ、年1.00％～1.25％
としました。この数字は依然として歴史的な低水準を維持しうています。
③値上り期待
地区により異なりますが、昨年7月に比べ住宅販売価格は10％～15％上昇しています。なるべく早い時期に購入したほうが良いとの機運が高まっています。
以上が不動産市況の活況の理由と考えられます。
2008年5月記
サブプライムローン問題から9ヶ月。市場がどう動くか分からない中、4月の契約件数は過去最高の数字をはじき出し、Seller's Marketの到来か！？と期待された方もいたかもしれません。その一方、値下げをしてもしても、全く売れない物件が在庫として足をひっぱっていることも事実です。市場の二極化です。未だにBuyerさんは慎重ですが、いいと思った条件だったらすぐに受け入れる、良い物件は数日で売れてしまい、売れ残っている物件も突然の大幅な値引きで動いています。自分にとってRight Homeなら、自分が欲しいと思う条件で獲得するのがいいようです。目先の利益だけで動く時代ではなく、長期を見据えた投資がポイントです。
| エリア／Area | 中間価格／Median $ | 上昇率VS一年前／ Price VS year ago |
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|---|---|---|---|
| Seattle/Metro Area | $415,000 | 3.49 | ％↓ |
| Bellevue Downtown | $837,000 | 52.20 | ％↑ |
| Bellevue South | $525,000 | 0.00 | ％-- |
| Microsoft | $470,000 | 1.51 | ％↑ |
| Kirkland | $540,000 | 3.85 | ％↑ |
| Redmond | $541,950 | 10.72 | ％↑ |
| Issaquah/Sammamish | $503,500 | 4.73 | ％↓ |
| Bothell/Woodinville | $458,500 | 1.44 | ％↑ |
| Mill Creek | $452,225 | 2.20 | ％↓ |
| Newcastle/Renton | $439,900 | 9.99 | ％↑ |
| Everett/Snohomish | $322,000 | 4.16 | ％↓ |
| Edmonds/Lynnwood | $337,475 | 8.78 | ％↓ |
